ブルースモーエンの「人類大進化への旅 (「死後探索」シリーズ 4)」を読んだ。
終盤で、まだ文章の意味が取れなかったりするところもあるけど、一読した印象など。
ブルース・モーエン神学の完成、といった趣。
まずはネタバレしない内容。
主なロケーションはフォーカス27の計画センター。
主な探索の方法は共同探索。
モンロー研のプログラムではない。
いくつかのパートで、モーエンの記録と平行に、二人ほどの記録が載せられている。
願望、あるいは意図の実現の技術的な仕組み。
フォーカス24〜26辺りの囚われた人々のありようと、その行く末。
ディスクの辿るプロセス。
アースチャンジズとビッグプランの意味。
「計画する知性」との対話。
アパーチャー
第2ギャザのあのエイリアンその後。
以下はネタバレする内容を含んだメモなので追記部分に。
なんとなく構造的に、神智学、トランスヒマラヤ密教っぽくなってきた。
欧米における探索は、こういう形に落ち着いていくんだろうか?
事象ラインの話は、願望実現の仕組みに対するエンジニア的見方。
結論的には、互いに矛盾しない、明確で、かつ、自由度のある願望を持ち、一度願ったら、あとは宇宙に(計画センターの担当者に)任せておく。
一度任せたら、ちゃんと蓋をして、途中で覗いたりせずに、待つ。
例えばフラターU∴D∴の「Hight Magic」の記述と同じタイプ。
担当者があるという話は、例えば、願いに会った神に祈る、とかいう話を合わせ考えると面白い。
ヘルパーが邪魔をする話が出てくる。
一見、それは妨害であると映る。
しかし、今歩いている道が、かつて自分が願ったメインストリートではないことを気づかせるための選択肢を提供する手段である。
彼らは、彼らが直接意識をいじって変化させるのではなく、当人が変えるためのチャンスを、あらゆる手段を使って与える。
「神の愛がきみと共にありますように」、スターウォーズ的にはMay the force be with you.だ。
シルヴィアの卒業。
彼女が卒業したこと、赦しを得たことを知ることが巻き起こす感情。
エンジニア-モーエンというパーソナリティーというフィルター。
彼は自分を生き生きと描写することで、フィルターとしての自分を明確にしてくれている。
PUL(純粋な無条件の愛)の捉え方は、科学的エネルギー観によるものと感じられる。
PULが定量的な世界。
そしてそれは、弾丸のように打ち出されもする。
パワーとしてのPUL。
ビッグブラン、アースチェンジズ、というメタファー、ギミックの下に集まった人々。
失われた魂、つまりトカゲの尻尾切り。承服しがたいストーリー。
仏教的には一闡提辺りの話か。
尻尾切りを行ったディスクが作る世界とは?
尻尾きりが象徴するもの。
それは悪に対する制裁の欲求か。
全てがPULによって許され救われる、ということを受け入れたら、この概念は必要なくなるのかもしれない。
あるいは、消滅も可能、という選択肢の多様性を示すものか。
ここで人格、個人とはなにか?
ディスクに由来する輪廻と、個々の魂の輪廻。
人格が電子データ化され、派生したりする世界を描くSF「ゴールデンエイジ」。
なんらかのエネルギーをやり取りする。
それがPULであったり、その他の感情であったり。
そしてその技術に精通していく。
そこに喜びがあっても、進化の線上では上下に置かれている。
現段階での情報、少なくとも、それがとっている形を、全てそのままの真実で
あると固定して考える必要はない。
モーエンが他の探索者の報告を併記しているのは、情報の相対化を促すためでもあるんだろう。
計画する知性-なりつつあるもの。
太陽系ロゴス?
モーエンの境界の大守護霊(境域の守護霊)との邂逅?
アパーチャー。力と形の変容点。あるいは、ティファレトの上のバロケトか?
第2ギャザのスポークスマンの百武彗星の話は、地球最接近の様子まで合っている。百武彗星 (C/1996 B2) - Wikipedia
しかし、なぜそれが、彼の話の証拠なるのかは分からない。
物理次元にリンクしたレヴェルの情報を、モーエンが高い精度で受け取れることはすでに分かっている。